12月2日午後2時20分頃、航空大学校の訓練機が帯広空港の滑走路を逸脱するトラブルが発生した。
着陸の際に何らかの理由で滑走路を逸脱し、緑地帯に停止したが原因は調査中。
訓練機はシーラス・エアクラフト社製の「シーラスSR22」とのことだ。
この機体はビーチクラフト・ボナンザの後継機として、航空大学校に最近導入された新しい機材。
オプションでエアラインの機材に近い機器を選ぶことができ、お隣の韓国や中国の航空学校でも導入されているという。
今回のトラブルによる大きな機体の損傷等が無かったため、国交省は重大インシデントには該当しないと判断したようだ。
機内には教官1名と訓練生3名が乗っていたとのことだが、操縦していた訓練生は途中で退学にならないことを願う。
どの業界にも言えるが、特に日本の航空業界は2030年問題といわれる、深刻なパイロット不足が予想されている。
私も新卒の時に自社養成試験の途中で航空身体検査を受けたことがあるが、ド近眼な私にとっては非常に厳しかった印象があるが、今は多少は緩和されているみたいだ。
航空業界は岐路に立たされているが、今回のトラブルで未来の金の卵を割るようなことにならないことを願うばかりだ。
写真は今回の件には関係ありませんのであしからず。
コメント